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グローバル講演会が行われました

【2018年4月17日】

4月16日(月曜日)7限目、一般財団法人日本国際飢餓対策機構海外事業部ディレクターの浅野陽子氏をお招きして「わたしから始める、世界が変わる~考えてみよう!共に生きることを~」と題して、平成30年度第7回グローバル講演会を開催しました。浅野氏は大学卒業後、日英通訳・翻訳業及び公益財団法人での勤務を経て、2010年より日本国際飢餓対策機構に勤務されています。現在は海外事業を担当し、飢餓と貧困に苦しむ地域のコミュニティー開発支援のため、アフリカ、アジアの国々を訪問していらっしゃる体験をもとにお話しくださいました。

講演会では最初にアフリカ、アジアの人々が多額の支援を受けているなか、なぜ飢餓の問題が解決しないのかという問いかけがなされました。その原因について「支援する者が飢餓の発生の本質に目を向けていない点にある」と指摘された上で、生活をどのように変えていきたいのかを現地の人々と支援する者が一緒に考え、現地の人々の意識の改革を促すことが重要であると訴えかけられました。

一方的な金銭支援や現地の人々の要望をないがしろにした物資の支援では、飢餓問題の根本的な解決にはつながらないとの見解を述べられ、「現地の人々が本当に必要としているものとは何か」を十分に理解した上で支援を行うことが不可欠であると強調されました。単なる金銭的支援のみでは不十分であることを知った生徒たちは驚きを隠せない様子でした。また、実際にフィリピンのある村で経験した、現地の人々の生活水準の向上にむけた取り組みについても紹介してくださいました。村の人々と共同生活を送るなか、彼らの生活の改善の手助けを行う様子が映像や写真を通して語られ、生徒たちもフィリピンの現状をしっかりと見てとることができました。

生徒の感想には「解決するべき問題は、眼の前にある、見えることだけではない。普段の(ボランティア)活動に生かそうと思った」「何故貧困になったのか、結果ではなく原因に注目すべきであることが大切だと分かりました。物質的な支援でなく、原因を打破するための支援が必要ではないのでしょうか」「したことが最善の結果をもたらすのか分からないが、行わなければ結果がどうなるかさえ分からないということを学んだ」「多くの支援者が現地に足を運び、苦しむ人々と対話をしなければならないと思いました。将来自分も支援する側として飢餓で苦しむ人々を救いたいと思いました」などの意見が見られました。飢餓のような国際問題を解決していくためには「人々の苦しみを理解し、彼らと心を通わせること」が重要であると生徒たちに気付かせる有意義な講演となりました。

【SGH推進部】