2014年10月ユネスコスクールに認定

2014年10月ユネスコスクールに認定

本校は2014年10月、パリに本部を置く「ユネスコ」より晴れて「ユネスコスクール」の認定を受けました。ユネスコスクールとは、「人権」、「平和」、「人口」、「食糧」、「エネルギー」、「環境」などの観点において、社会問題を考え、社会の「持続性」をテーマにした教育を実践する学校です。日本ではESD(持続可能な開発のための教育)とも呼ばれています。本校は下記の4つを柱にし、ユネスコスクールとしてESDを実践しています。

1.ESD学習をする修学旅行

各コースの修学旅行地である沖縄、シンガポール、オーストラリアの歴史、平和・人権問題、経済、政治、社会、文化、風土を総合的学習の時間を用いて事前に学習し、個人および班単位で研究テーマを定め、中間報告、現地学習、修学旅行後の最終報告を通じてその理解を深め、生徒間で研究成果を共有しています。「人権、平和、人口、食糧、エネルギー、環境」といった観点で持続可能な開発(ESD)に向けて学習し、自国や自分が暮らす地域の問題を認識した上で、類似した問題に対する修学地の取り組みを調べ、それが自国や自分が暮らす地域に活かせるかどうかを考察します。

ESD学習をする修学旅行

2.国際協力を考える異文化学習

JICAの研修員や中部大学の教授を招き、異文化理解を深める学習をしています。ある地域を選定し、中部大学国際関係学部の教授を招き、その地域の現状に関する講義をしていただき、生徒たちは「持続可能な社会の開発」において「国際協力のあり方」を考えます。2015年度、本校は文部科学省より「スーパーグローバルハイスクール」にも指定され、東南アジアを研究対象地域とし、(1)国際開発(2)国際ビジネス(3)環境・エネルギー(4)医療福祉 の4つの研究領域において課題探究学習をスタートしました。2016年度からはインドネシアのジャカルタやベトナムのハノイなどを実際に訪れ、現地の提携校とも交流します。

3.地域貢献活動

生徒会主催で、過去20年以上に渡り、学校行事として年3回、地域清掃活動に取り組んでいます。また、本校のインターアクトクラブは、ロータリークラブの支援を受けながら、「持続的な街づくり」に向けて地域の障害者施設、学童保育施設で、年間を通じて地域貢献活動を行っています。

4.社会貢献を考える進路学習

本校では年に1回、社会人となった卒業生を講師として招き、生徒の進路観、社会的貢献を考える講演会を実施しています。そこでは、人権、医療、平和、インフラなど、持続可能な社会の発展に関して、国内外で重要な役割を果たしている講師(本校の卒業生;医師、看護師、外資系コンサルタント、新聞記者、弁理士、公認会計士、大学研究員、大手企業社員)から、仕事の価値や職業選択の動機についての話を聞きます。また、同時に大学生(卒業生)も招き、学問系統ごと約20の分科会(医学、薬学、獣医学、看護保健学、電気電子工学、機械工学、建築・土木工学、情報工学、地球・物理学、農学・応用生物学、法学、社会・社会福祉学、経済・経営学、国際関係学、食物栄養学、文学・心理学、教育学、美術・デザイン)にわかれて卒業生講師とともに進路観を深めています。

ユネスコスクール ホームページ

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