1990年代~新しい理想の教育を目指して~

I.Dさん(3回生/大学准教授(令和2年当時))

開校三十周年、衷心よりお慶び申し上げます。
私が入学した当時の春日丘は、一学年二組の、私たち3回生の入学により漸く全学年が揃った、小さく新しい中学校でした。それ故、「お勉強」の厳しさは当然ながら、おおらかな(時にワヤな)「遊びを通した学び」の機会も多くあったと思います。
如何にも厳密で確かなような気がするNewtonの運動方程式やSchrödinger方程式など物理の多くが、実は、これを認めれば辻褄が合うところから始まります。その「経験則」や「当たり前」を導く唯一無二の手段が「遊びを通した学び」であり、その学びから本当の学問が始まるのです。
これから先の春日丘も、生徒のみなさん、先生方、いずれもが「お勉強」だけでなく「遊びを通した学び」を大切にする学校であって欲しい。

M.Tさん(8回生/医師(令和2年当時))

この度は、中部大学春日丘中学校の創立30周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
私が春日丘中学校八回生として在学した時期は、まだ校名も学校法人三浦学園春日丘中学校であり、中学校専用体育館が完成するなど、新設校の過渡期でした。
春日丘中学を卒業し20年ほど過ぎた現在、生徒時代を振り返ると懐かしい思い出でいっぱいです。春日丘中学の魅力は、学校生活において、人間性を培う経験の場を適切なタイミングで与えてくれることだと思います。立志式で、14歳だった自分が将来について考え、目標を定め、その後努力をしたからこそ、現在医師として働くことが出来ていると思います。
末筆ながら、中部大学春日丘中学校の一層のご発展と皆様方のご活躍を祈念しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

2000年代~10周年記念~

K.Hさん(16回生/市議会議員(令和2年当時))

中部大学春日丘中学校開校30周年、誠におめでとうございます。
小学校を卒業してすぐ、慣れない革靴を履き、初めて着るブレザーに袖を通し、緊張しながら門をくぐったことを思い出します。初めての海外を経験したカナダ語学研修以降、確実に視野が広がりました。今ではやはり一番の思い出であり、大変貴重な経験をさせていただき感謝しています。
現在私は「教育の充実したまち春日井市」を目指し、春日井市議会議員として働いています。春日丘での経験を糧に今後も直向きに活動してまいります。
末筆ながら、中部大学春日丘中学校の全ての関係者の皆様のご健勝とご多幸を記念し、御祝いの挨拶とさせていただきます。

I.Rさん(20回生/アナウンサー(令和2年当時))

30周年おめでとうございます。
『不言実行、あてになる人間』。この言葉は、“今の自分にできることをする”等身大の努力の大切さを教えてくれました。校訓を大切にしていたというと優等生に思われるかもしれませんが、中学生の頃の私は何者でもない自分に焦っていました。自分はどこへ向かうべきか、何になりたいのか、模索する中で、先生方を困らせることもありました。そんな時に、思い返していた言葉が、『不言実行、あてになる人間』。どんな状況でも自分の行動が自分の人生や周囲との関係を変えていきます。この言葉を常に体現できているわけではありませんが、しっかりと人生に染み付いた言葉があるからこそ、今の自分があります。
後輩の皆さんには、心から信じられる言葉を大切に、学校生活を送ってもらえたらと思います。春日丘中学校の更なる発展を祈り、微力ながらも、後輩の皆さんをこれからも応援しています。

2010年代~今までの伝統を引き継ぎ、深める~

M.Aさん(22回生/大学生(外国語学部)(令和2年当時))

開校30周年、おめでとうございます。
今回、あらためて春日丘中学校のことを調べてみました。私が在校していた頃には無かったセレクトタイムや、中高大が連携した質の高い教育内容、そして最先端のICT教育の導入に驚きました。在校生の皆さまが羨ましいです。
現在、私は大学では多文化共生ゼミに所属し、学外では国際交流ボランティア団体での活動、日本に暮らす難民や外国人労働者への支援活動に取り組んでいます。様々な人々と交流し、社会問題に取り組めるのは、「不言実行、あてになる人間」という建学の精神が私の中に根付いているためだと思います。これからも建学の精神のもとで進化し続ける春日丘中学校から目が離せません!!