独自の教育システム『KeiMake Plus+』

これからの時代は平均的な能力より、1つの特化した能力を持った人間が必要とされます。そのための新しい教育システムが『KeiMakePlus+』です。授業後の時間を利用して、月・水曜はセレクトタイム(選択制カリキュラム)、火・木曜は部活動、金曜は個別補習(希望者)などを行います。また、独自のICT教育との相乗効果で、生徒一人ひとりのポテンシャルを伸ばす教育をプラスし、新しくなった大学入試にも対応する学びを展開しています。
教育のプラスを実現するセレクトタイム
週2回のセレクトタイムでは、時期に応じてその時に必要なことを行う「学年セレクト」と自分を伸ばしたい力を4つのルートから選択する「探究セレクト」があります。学年セレクトでは、行事前にはその行事の準備、テスト前にはテスト勉強や補習を行います。探究セレクトでは、自分のレベルや目標に応じてルートを選び、一人ひとりのポテンシャルを伸ばす教育を行います。
学年セレクト
行事の事前準備
さまざまな行事の事前学習や事後の振り返り、まとめ学習のほか、学年で企画したレクリエーションを行います。
5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の補習
授業で理解できなかった内容を克服できるようにするフォローアップや、授業で扱った内容の発展的な学習など、自分のレベルに対応した教科の補習を行います。
テスト勉強&質問会
定期テスト前の自主学習を行います。生徒同士で教えあったり、わからないことがあればすぐに担当教科の先生に質問したりすることができます。
英検・GTEC対策
英検やGTECなどの英語4技能検定の受検対策を行い、英語力の伸長と多様化する大学入試に備えます。
面談
進路や勉強方法から学校生活まで、生徒一人ひとりと親身になって面談することで、不安や悩みを解決し、楽しい学校生活が送れるようにしています。
探究セレクト
自分のレベルや目標に応じて以下のルートから選択します。この取り組みにより、得意な分野を伸ばすことで意欲的な学びを持続させ、一人ひとりのポテンシャルをさらに伸ばす教育を行います。
アドバンスト(東大・京大・医歯薬獣医系志望者向けのルート)
超難関大学合格のために、中学段階で必要な力を身につけます。モチベーションを高めるとともに、多角的な思考力をつけ、また効果的な学習方法についても自ら考えます。
- 英語(4技能向上のための活動、英検準2級以上のスピーキングとライティング指導など)
- 数学(大学入試などをつかった論理的思考力の育成)

取り組み例
英語では、自分の意見を英語でまとめて1分間で話すスピーチを行います。数学では、「なぜ?」という思いを持ちながら問題に取り組み、批判的思考力を養います。また、東大・京大を見据え、大学入試の過去問題にグループで取り組み、問題の読み取り方や考え方のきっかけを示すことで、生徒の思考が滞ることのないように工夫しています。
サイエンス(理数系のルート)
理数系(理科・数学)の能力を伸ばすことに特化しています。実験や試行、観察などにより考察したことをまとめ、発表を行うことで、日頃の学習に対する意欲を育てます。
- 理科(実験・自然科学的探究)
- 数学(数理パズル・数学マジック)

取り組み例
数学・物理・化学・生物という分野に分かれて、それぞれその分野に特化した取り組みを行います。例えば、化学は1~3年生で縦割り班をつくり中学から高校で扱う実験をたくさん行います。ただ実験を行うだけではなく、「なぜそうなるのか?」という仕組みや原理も一緒に学習します。
ソーシャル(文科系のルート)
文科系(国語・社会)の能力を伸ばすことに特化しています。調査や研究、創作などにより考察したことをまとめ、発表を行うことで、日頃の学習に対する意欲を育てます。
- 表現(言語・表現活動)
- 社会(人文社会的・社会科学的探究)

取り組み例
地理・歴史・公民・表現(国語)という分野に分かれて、それぞの分野に特化した取り組みを行います。例えば、表現では書いた文章を作品募集に応募することにも挑戦します。また、歴史ではゲームやスポーツ、スイーツといった身近なものの歴史を探究し、過去に生きた人たちとのつながりを感じながら学びます。
ベーシック(数学・英語の基礎学力向上をめざすルート)
英語・数学の基礎力を身につけるために必要なことを確認します。「理解した!」「解けた!」という経験を重ねることで学ぶ意欲を引き出します。
- 授業のフォローアップ
- 定期テストへ向けた演習

取り組み例
その時の授業で扱っている内容の解説と演習・復習で今覚えるべきことを学びます。生徒各自に応じて宿題の補助から定期テスト対策まで個別にサポートします。また、グループで問題に取り組み、答えが合うまで議論を交わすので解き方についての考え方が自然に身につきます。
各教科の取り組み(学習指導計画)
各科目名をクリックすると、6年間の学習の流れが詳しくご覧いただけます。
国語
論理的に考える
国語は文学の世界を楽しんだり、社会が抱える課題を発見して考えたりと、学ぶことがたくさんあります。春日丘では、身につけたい力に合わせてタブレットや教材を駆使し、学習を進めます。また、中学校の独自教材「春日丘メソッド」は、複数の資料から読み解く練習を行うものです。中高6年かけて論理的な思考力を高めていきます。
社会
「社会を変える」社会科の世界!
「社会」ときくと、暗記科目のイメージがあり苦手だと思う人もいると思います。覚えることも大切ですが、春日丘では、覚えたことをもとに、考える力に繋げることを重視しています。自分の身の回りや世の中で起こっている出来事を正しく理解し、問題点や課題点を見つけ、改善や解決する方法を考えていく。そんな力を育てていくために、タブレットやICT機器を用いて「楽しい」「わかる」「力がつく」授業を展開しています。
数学
ただ解くだけではおわらない「数学」
タブレットの利用や6年間のカリキュラムマネジメントにより効率的な学習をしています。その中で、数の法則を学ぶ『基礎演習の時間』と、「なぜ?」を基本とした『数学的な見方・考え方を身に付ける時間』を多くとっています。特に、ペアワーク等で自分の考えを人に説明する活動では、さらに数学的な見方・考え方が深まります。
理科
見方・考え方を身につける理科
日々の生活は「理科=科学」なしでは語れません。衣服の素材、スマートフォンの電池、高速で走る新幹線、新型コロナウイルスの治療薬開発などなど。目も眩むほどの高度な技術も、元をたどれば中学校の教科書レベルの理解がスタートラインです。幅広い理科の知識・教養を深め、決して暗記でしのぐのではなく、原理・仕組みを理解することを目指して授業を展開しています。取り組み方の意識ひとつで、どんどん意欲が湧いてきますよ。
英語
社会につながる英語力を身につけよう
小学校英語で養われた素地をさらに伸ばすネイティブによる英会話。国際感覚を身に付けるセミナーや語学研修。SDGsを意識した活動。普段の授業だけでなく、これらの活動を通じて、社会につながるために必要な英語力とコミュニケーション能力の向上を目指します。
教育課程(令和5年度)
第1学年 | 第2学年 | 第3学年 | |
---|---|---|---|
国語 | 4 | 4 | 3 |
社会 | 3 | 3 | 4 |
数学 | 5 | 4.5 | 5.5 |
理科 | 4 | 4 | 4 |
音楽 | 1.5 | 1 | 1 |
美術 | 1.5 | 1 | 1 |
保健体育 | 3 | 3 | 3 |
技術・家庭 | 2 | 2 | 1 |
外国語 | 4.5 | 5.5 | 5.5 |
道徳 | 1 | 1 | 1 |
特別活動 | 1 | 1 | 1 |
総合的な学習の時間 | 1.5 | 2 | 2 |
総授業数 | 32 | 32 | 32 |
- 第2・4土曜日はお休みです。